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Channel: スポーツナビ+ タグ:水谷隼
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全日本卓球2016 水谷が8回目の優勝、石川は3連覇!みせたエースの貫録!

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東京体育館で行われていた全日本卓球2016も、最終日を迎えています。この日はシングルスの準決勝、決勝が行われました。                                           女子の方では、石川佳純が、ノーシードながら4強に進んだ加藤杏華に、準決勝でストレート勝利、決勝にコマを進めました。一方、中学生対決、ダブルスでもコンビを組む平野美宇VS伊藤美誠となった準決勝は、平野に軍配があがりました。得意の速い攻めに加え、強気の攻めを押し通してのストレート勝利でした。                                          この結果、女子の決勝は石川佳純VS平野美宇という対決になりました。試合の方は、序盤から積極的に攻める石川佳純が主導権を握りました。平野は決勝の大舞台ということもあり、緊張感からかミスが目立つ序盤戦となりました。連覇している石川は決勝でも勝負強さを見せ、11-7、11-4、11-8と3セットを連取します。追い込まれた平野ですが、ここから粘り強い戦いを見せ、本来のプレーを見せ始めます。つっつき、チキータ、逆チキータ、ストップなど多彩なレシーブを持つ平野ですが、加えて、得意の速い攻撃のライジングで反撃します。第4セットは平野が11-9で奪って、一矢報いました。しかし、第5セットでは、1-6とされた石川ですが、そこから挽回して11-9と逆転で奪い、4-1で勝利しています。メンタルの強さ、対応力の高さが光った勝利となりました。また、負けてしまった平野も、ワールドツアーでランキングを上げており、これからの成長が楽しみな選手です。                                           男子の決勝戦は、水谷隼と、準決勝で吉村真晴を破った張一博が対戦しました。この決勝は、水谷が9-11で第1セットを落とすも、2セット目からは、自分のペースに持っていき、ゲームを支配しました。11-4、11-4、11-7、11-6と4セットを連取、圧巻の勝利となりました。第1セットこそ、張とのラリー戦で攻められていた水谷ですが、その後はポジショニングを下げて対応しました。さらに、緩いボールも効果的に混ぜ、張のタイミングをずらしました。また、得意のカウンター攻撃も出させない展開を作り、水谷の対応力の高さが光りました。試合の方は、時に見ごたえのあるラリーの応酬もあり、水谷が下げられながらも、フットワークでしのぐ場面もあり、会場を大いに沸かせていました。                                          以上のように、近年の卓球界を引っ張る石川佳純、水谷隼が全日本卓球2016を制しています。石川は3連覇、水谷は8度目の優勝となりました(日本最多タイ)。                                            この大会で目立ったのは、若い選手の台頭です。女子は、ベスト8のうち、実に6人が10代の選手でした。そのうち、中学生では、伊藤美誠、平野美宇、早田ひなの3人が入っています。                                                今年はリオ五輪を控えるので、日本の卓球も大いに盛り上がると思います。現状、金メダルということになると、日本は難しいと言わざるをえません(世界ランキングの上位3位まで、男女とも中国選手)。それでも、頂点を目指して選手にはがんばってほしいと思います。また、メダルということになれば、現実的な目標というレベルまで上がってきているのが、今の日本のレベルでもあります。  今年はどのようなドラマが生まれるか、注目の年となります。また、全日本卓球に出場した石川佳純、伊藤美誠、福原愛は、休む間もなく、1月20日開幕のハンガリーOPに出場予定です。これからは、世界との戦いが待っています。

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